top of page
検索

ツーリングをより楽しくするために

  • tyamasaki82
  • 2025年9月12日
  • 読了時間: 2分

このところ続く猛暑は、私にとって愛車であるオートバイでのツーリングを諦めさせるには十分すぎる理由となっている。少しの距離を走るだけでも、路面から立ち上る熱気と灼熱の太陽が容赦なく体力を奪っていく。それでも、ハンドルを握り、風を感じる瞬間の楽しさは格別だ。しかし、心の中では、もっと涼しくなった季節に、まとまった時間を取ってのんびりと旅に出る日を待ち焦がれている。それは、一泊二日かもしれないし、もう少し長い期間になるかもしれない。

単に長い距離を走破するだけの旅も良いが、私はツーリングをより深く豊かな時間に変えたいと考えている。例えば、私のもう一つの趣味である写真やカメラを旅の相棒に迎えるのはどうだろう。美しい風景や興味を引く瞬間を切り取りながら走ることで、旅の楽しみは倍増する。そうすることで、単なる移動が、より深い内省と発見の機会に変わるのではないだろうか。

改めて思うのは、オートバイツーリングに限らず、どのような旅であっても、事前の準備や知識がその価値を飛躍的に高めるということだ。かつて疋田聡さんが著書『日本史の旅は自転車に限る』で、歴史的な背景を考えながら自転車で旅をする様子を綴っていたことに感銘を受けた。それは、単なる移動ではなく、過去と対話するような知的な旅だった。私にはそこまでの徹底した下調べは難しいかもしれないが、せめて目的地やその周辺の歴史、文化、そして人々の暮らしについて少しでも調べてみることから始めてみたい。

自分なりの疑問や考えを持って旅をすることで、ただ風景を眺めるだけでは得られない、新しい発見や感動が生まれるはずだ。例えば、「なぜこの場所にこのような神社があるのだろう?」といった素朴な疑問から、その土地の成り立ちや歴史に思いを馳せる時間は、きっと旅を何倍も面白いものにしてくれるだろう。

ツーリングのルートを考えるのと同じくらい、この「インプット」の時間を楽しみたい。それは、旅に出る前から始まっている、もう一つの「旅」なのだ。時間を見つけて本を読んだり、インターネットで調べたりする準備期間そのものが、ツーリングへの期待を膨らませ、実際の旅をより豊かなものにしてくれる。夏の終わりを告げる風が吹き始めたら、知識という名の地図を片手に、内省の旅に出かける準備を始めよう。


 
 
 

コメント


bottom of page