原付が紡ぐ、日常の風景
- tyamasaki82
- 9月17日
- 読了時間: 2分
「原付のある風景」という、かつて存在したウェブサイトを覚えているだろうか。50ccの原付を主役に、街に溶け込むその姿を切り取った写真と、それに添えられた温かいコメントが心に響く、私のお気に入りの場所だった。生活の一部として、静かにそこに佇む原付の姿は、私たちの日常が持つ穏やかで優しい一面を映し出していた。
最近、水道メーターの検針員として働く中で、この50ccの原付、**「原動機付自転車」**の存在価値を改めて深く感じることがある。街中では、30km/hの速度制限や二段階右折といった制約が不便に感じられることも事実。しかし、私が住むような坂道や細い道が多い地方では、そのほどよいスピードが逆に扱いやすく、50ccという排気量が絶妙にフィットする。
そして、メーター検針や配達業務のように、頻繁に停車と発進を繰り返す仕事においては、その軽さと取り回しの良さが何よりの強みとなる。自転車の延長線上にあるかのような気軽さは、まさに仕事と生活を支える心強い相棒である。趣味で乗る大型のバイクとはまた違う、頼もしい存在感を感じる。
今でも、私の近所では年配の方が古い50ccのスクーターやカブを大切に乗っている姿をよく見かける。彼らにとって、原付は単なる移動手段ではなく、長年連れ添った生活の一部なので洗あろう。時代の流れとともに50ccが姿を消していくのは少し寂しいことだが、その軽快さと手軽さが持つ独特な魅力は、これからも人々の心に残っていくであろう。
そんなことを考えながら、検針業務で乗っている130ccを超えるPCXの重さを少し負担に感じ、50ccの原付を増車しようかと密かに考えている、そんな今日この頃なのである。




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