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風を切る歓びと、研ぎ澄まされる感覚:オートバイがもたらすアンチエイジング

  • tyamasaki82
  • 2025年4月28日
  • 読了時間: 2分

オートバイがアンチエイジングに効果があるという話を耳にしたことがある。大学の先生が実験や研究を通してそのような結論を出しているというのだから、俄然興味が湧く。私自身も、長年オートバイに乗る身として、その実感に深く頷ける部分が多い。

もっとも、世間で一般的に語られるオートバイ乗りのイメージ、例えばワイルドで若々しいといったものとは、少し異なる視点を持っているかもしれない。実際の研究成果や書籍を紐解けば、世間のイメージとは異なる側面が見えてくるのかもしれないが、私の肌感覚としては、オートバイに乗るという行為は、常に全身の感覚を呼び覚ます、一種の「生きた訓練」に近いと感じるのだ。

オートバイは、紛れもなく危険な乗り物だ。特に公道においては、風を切る爽快感と隣り合わせで、予期せぬ事態が常に潜んでいる。前後左右への絶え間ない注意、そして未来を予測する力。むき出しの体で風を受けるという状況は、そうした危険を否応なしに意識させ、アドレナリンの分泌を促すように感じる。重心の低いスクーターでは、この感覚は幾分か和らぐが、125ccクラス以上の、車高が高くスピードの出るマニュアル車となると、常に神経が張り詰めた状態となる。

心地よさ、風景との一体感、そして全身で感じるリスク。これらの要素が複雑に絡み合い、オートバイに乗る際には、人間の持つあらゆる感覚を総動員せざるを得ない。それは、単調な日常や、繰り返されるルーティンワークによって鈍りがちな感覚を、強制的に呼び覚ます行為と言えるだろう。いわゆる「廃用症候群」といった、使わない機能が衰えていく現象から、オートバイに乗ることで自然と遠ざかるのではないか。それが、私の長年の経験から得た実感だ。

もちろん、危険と隣り合わせであることは否定できない。しかし、そのスリルを凌駕するほどの、エンジンを回す快感と、風を感じる喜びが、オートバイには確かに存在する。だからこそ、オートバイ乗りはやめられない。これからも、その全身を駆使する感覚を味わいながら、オートバイとの生活を続けていきたいと心から願っている。



 
 
 

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